この記事はボカロア丼ベントカレンダー Advent Calendar 2019 11日目の記事です。
要旨
機材ゼロの人がPCでミニマルにDTMをスタートするのに必要なものを書きます。
今回はしないこと
- 具体的なソフトの使い方(手が回りません)
- 作曲の方法、音楽理論(むしろくそ雑魚なので知ってるなら教えてください)
前置き(雑談)
~DTMの勉強を始める~
初心者「ボカロ曲というのはDTMで作るらしい!とりあえず何が必要なんやろ」
サイトA「DTMを始めるにはまずPCを買いましょう!PCにはデスクトップとノートがあります!それぞれあーだこーだ」
サイトB「DAWはPro toolsやCubaseやAbleton Liveがあります!それぞれあれやこれや」
サイトC「キーボードはMIDIに対応したものを買いましょう。MIDIとは音楽の信号の送受信を定めたフォーマットで...」
サイトD「にゃーん」
サイトE「スピーカーを買え」
初心者「初心者.exeは動作を停止しました。」
というのは、僕がDTMを始めた時の体験談です。webサイトはもうその道を極めつくしたプロが書いた記事なので、DTMを始める人は、
- 結局何を買えばいいのか
- 何が最低限必要なのか
がわからないと思います。そういう路頭に迷った人のために、最低限これがあれば「とりあえずニコ動やyoutubeにアップロードするための音源を作れる」ために必要なものを独断と偏見に基づいて書きます。
絶対必要なもの:オーディオインターフェース
PC以外で絶対用意しないといけないものがこれです。何をするものかというと、ヘッドホンやマイクをつなぐものです。「PCにもついてるやん!」と思うかもしれませんが、音楽用の独立したものが必要です。
「いきなり高そうなものが出てきた...」と思うかもしれませんが、最近はいろんなデバイスにオーディオIF機能が付くようになってきたので、ハードルがとても低くなっています。このオーディオIFの選び方も選択肢が無数にあって大変ですが、今回は「ミニマルに」という方針で、いくつかおすすめを書いておきます。
「俺はギターで作りたいぜ」というロッカーな人
最近のマルチエフェクターはUSBでPCにつなげられるものが多くなっています。たとえばこれ。
うちにあるのはME-25というこれの前世代のやつなんですが、アンプシミュレーターという家でアンプを鳴らせない貧乏DTMerにはうれしい機能もついていて、サクッとギターの音を録れます。BOSS謹製のエフェクターも大量についているし、ヘッドホンアンプにもなるので、「DTMと一緒にギター始めよう」という人にもおすすめです。
アコースティックな楽器やボーカルをお手軽に録りたい人
ハンディレコーダのzoom H1nはオーディオIFを備えています。
はたまたうちにあるのはこれの全世代のH1なんですが、こんなものでもちゃんとPCの音楽ソフトは動いてくれるので助かります。
ただし「ちゃんとマイクで録りたいんや!」という人は次の選択肢を選んでください。
「何もない、私には何も...」と涙目な人
まったく当てがない人は、とりあえずこれを買っておきましょう。
focusriteは超有名なメーカーなんですが、最近入門用のオーディオIFを出しました。普通に僕も欲しい。
DAW(PCで音楽を作るソフト)
ですが最近は低機能なものは無料開放されているDAWが増え、大変手が伸びやすくなりました。僕はCakewalk(旧SONAR)を使っています。
ほかにもStudio Oneなどが無償版を出しています。
何がちがうんや!
一番端的なものは、ついてくるソフト音源です。ただし音源は当然追加することができます。
あと見た目とか機能とか細々したところがありますが、入門するにあたってはあまり気にしなくてもいいかと思います。
超ざっくりした手順
さあこれで必要なものがそろいました。具体的な手順を超ざっくり書きます。それぞれ書き出すと1記事では済まないし、DAWにチュートリアルがついてたりもするので、調べてください。
ピアノロールで打ち込む
DAWはピアノロールという、楽譜を記号化したもので打ち込んでいきます。
音源化、ミックス
オーディオトラックに落とし、ミックスします。
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ほかにあったら便利なもの
ここらへんはおいおい揃えていけばいいと思います。どれも極め出すと沼。
- USBキーボード(楽器の方)。ピアノやキーボードで作曲したい人は必須。
- モニター用のヘッドフォン、スピーカー。
- ソフト音源。無償もあります。
- プラグイン。無償もあります。