前書き
ギターをライン録りするとき、どこかで「アンプ」をシミュレートする必要があります。
アンプをシミュレートする方法は大別して2つあります。1つはペダルやマルチエフェクターのプリアンプを使う方法、もう1つはVSTプラグインでソフトウェア的に処理する方法です。今回はその比較として、マルチエフェクターのME-25と、VSTプラグインのBIAS AMP 2で比較してみました。
※ME-25は生産終了していますが、後継機種でGT-1が出ています。GT-1でも同様のことがいえると思います。
動画
クリーントーン
ME-25のCLEAN
説明書曰く「滑らかで暖かみのあるサウンド」らしいです。Rolandのアンプと似た感じなんだと思います。
ME-25のPREAMPチャネルにはクリーン系のサウンドはほかにTwin ReverbやVOXアンプのモデリングサウンドがあります。
BIAS AMP 2 「'76 RC-120」
非公式ですがJC-120っぽいサウンドです。スタジオでJazzChorusに合わせて音作りしている人はこれを使えば間違いないと思います。
チューブアンプ
ME-25 PREAMP 6番 「MS VINTAGE」
説明書曰く「70年代のMarshallアンプのサウンド」らしいです。
CLEANと比べてジャキジャキしたチューブらしい音がします。ゲインは20~30くらいなんですが、上げるとすぐクランチっぽい歪みになります。動画はテレキャスターで録っているのですが、テレキャスターらしい音になっています。
ME-25のチューブ系のアンプは同じMarshallでもよりハイゲインなものやメタル向けの派手な歪みが作れるものが搭載されています。
BIAS AMP 2 「British 900 Clean」
これも非公式ですがJCM-900っぽいプリセットです。
BIASにも複数のチューブアンプのシミュレータが載っています。
結論
元も子もない話ですが、どちらもサウンド的には十分使えます。好きな方を使うとよいと思います。
マルチエフェクターのメリット
プラグインのメリット
- ハードが不要(配線とか電源確保が要らない)
- PCの操作だけで完結する
- 自由度が高い
- ほかのエフェクトを好きな順番でかけられる
- 生音を残しておけば後から音色を変更できる
両方持っている人はどちらを使っても問題ないと思います。好きな方、慣れている方でよいと思います。
おまけ(本編)
1000再生まであと30再生切ってます。再生してください(切実)。達成しました、ありがとうございます!