こんにちは、はまなすです。今回はギターの歪みの作り方について自分なりにまとめてみます。
ターゲット
- ギターを始めたてでどの機材を買えばいいかわからない人
- マルチエフェクターを買ったけど歪みやアンプシミュレータが大量にありすぎて訳が分からない人
要約
前置き
自分は最近(ここ10年くらい)「エレキギターの歪み」を研究しています。ロックギターを弾いたり曲作りに使ったりするうえで「歪みの音作り」は切っても切り離せません。おそらくギタリストは一生研究し続けることになるでしょう(それが醍醐味なんですが)。
ですが「ギターの歪み」をネットで調べたり人に聞いたりすると大量のいろんな情報が出てきます。
- オーバードライブペダルが定番ですね。ディストーションだとより派手なひずみが得られますよ。ファズが一番派手ですね。(教則本)
- ギターの歪みって言ったらMarshallっしょ!チューブアンプの歪みが一番!(ギター歴うん10年の大ベテラン)
- 漢は黙ってBig Muff(20代・学生)
- にゃーん(うちの猫)
自分は10年くらいそのような情報の洪水の中で右往左往してました。例えば
- 歪みを作りたいときはペダルを使えばいいの?アンプのゲインを上げるの?両方?
- マルチエフェクターには歪みエフェクターとアンプシミュレータがあるけど、両方使った方がいいの?
- DAWのプラグインのアンプシミュレータを買って入れたけど、歪みはペダルを使った方がいいの?
といった疑問があって、それぞれに大量の選択肢があるので、消化するのに非常に長い時間がかかりました。
アンプの種類と特徴
「アンプには真空管アンプとトランジスタアンプがあります」ということは教則本によく書かれています。アンプにはギターの音を増幅する部分があり、その部品が真空管かトランジスタかで音の特性が大きく変わります。
一般に「真空管アンプは温かみのある音、トランジスタアンプは冷たく硬い音」と言われることが多いですが、真空管アンプがゲインを上げたとき自然な歪みになります*1
作り方のパターン
ここからは個人的経験に基づくセッティングのパターンを書きます。
真空管アンプ
Marshallなどの真空管アンプでは基本的にアンプのゲインを上げて歪ませるのがよいでしょう。
曲の途中で歪み具合を変えたい場合、ブースターを使うことでアンプのゲインを上げるのと同じ効果が得られます。
トランジスタアンプ+ペダル
JC-120などのトランジスタアンプではペダルを使うといいでしょう。
アンプシミュレーターでは?
モデリングされているアンプに合わせます。真空管アンプをモデリングしたものであればそのアンプのゲインで歪みを作ります。トランジスタアンプであれば、歪みペダルと合わせます。
具体例
マルチエフェクター
GT-1などのマルチエフェクターには「歪み」と「アンプシミュレーター」の両方が搭載されています。この場合、歪みの作り方は2パターンです。
- 歪みの派手なアンプシミュレーターを使う
- クリーン系のアンプシミュレーターに派手な歪みエフェクトを使う
どれを選ぶかは正直好みです。実際に弾いて試してみましょう。
スタジオでの体験談
多くのスタジオには真空管とトランジスタの両方が備え付けてあります。
この2つで音の作り方はほとんど異なるので、真空管とトランジスタどちらを使うか決めて、そのアンプに合わせた音作りを覚えるとよいでしょう。
ちなみに自分はバンドマン時代はJC-120を使っていました。今でも楽器屋さんでギターを試奏するときはJC-120を選びます。トランジスタアンプは個体差が小さいというメリットがあるからです。
まとめ
繰り返しになりますが、個人的には
というのがセオリーかなと思っています。もちろん例外もありますが、まずはセオリーである程度音作りできるようになってから探っていくとよいと思います。
おまけ
自分の最新作です。アウトロのギターが気に入ってます(これは確か真空管+ペダルで作りました)。ぜひ聴いてみてください!
*1:トランジスタアンプにもDistortionつまみがあったりします。