こんにちは、はまなす( @kadenzp)です。今回はギターシンセのSYシリーズに搭載されているセンドリターン機能について解説します。
センドリターンとは
エフェクターを並列にかけるための機能です。本来はギターアンプやDAWについている機能です。SYシリーズについているセンドリターンはDAWの機能に近いです。
SYシリーズのセンド端子からはシンセの音が載っていないインプットの音がそのまま出てきます。一方でリターン端子に音を入力するとそれがミックスされてアウトプットから出てきます。
つまりセンドを他のエフェクターのインプットにつないでアウトプットをリターンに返してやると、ギターの音だけにエフェクトをかけてシンセの音とミックスすることができます。
参考:ギターアンプのセンドリターンは下記のサイトがわかりやすいです。
センドリターンとは?つなぎ方とセンドリターン端子を使う理由を解説
演奏での使い方
例として、自分が使っているSY-200とME-25の組み合わせで説明します。SY-200にはセンドリターンがあり、ギターの原音だけにエフェクトをかけてシンセとミックスすることができます。
ギターの音にだけMEのエフェクトをかけたい場合、下記のようにつなぎます。
- ギターとSY-200のインプット
- SY-200のセンドとME-25のインプット
- ME-25のアウトプットとSY-200のリターン
- SY-200のアウトプットとギターアンプ
レコーディングでの使い方
レコーディングのときはアンプのつなぎ方で録ってもいいですが、もっとよい方法があります。
SY-200のリターンに返してから録音すると、ギターの音とシンセの音がミックスダウンされて出てきます。ライブ演奏だとそれでいいのですが、レコーディングだと後でそのバランスを調整したくなることがあります。要するにギターの音とシンセの音はそれぞれ別のトラックで出てきてほしいのです。
このような場合、オーディオIFのインプットを2チャンネルつかって次のように配線します。
- ギターとSY-200のインプット
- SY-200のセンドとオーディオIFのインプット1
- SY-200のアウトプットとオーディオIFのインプット2
この場合インプット1のトラックにギターの音、インプット2のトラックにシンセの音が録音されます。録音ボタンを押すときインプット1とインプット2の両方とも録音がオンになっていることに注意します。
おまけ
SY-200を使った曲です(まともな使い方ではない
種明かし