こんにちは。今回はショート動画をやったことがないボカロPが、TikTokとYouTube Shortに新規参入してみた実験記録です。
YouTube Shortとは
YouTube Shortは割と最近始まったサービスで、1分以下の短い動画向けのサービスです。
スマホのYouTubeアプリを立ち上げると「YouTube Short」というセクションができており、ショート動画がサジェストされるようになっています。
YouTube Shortの動画はスマホから録って出しみたいな上げ方しかできないように見えますが、実は下記の条件を満たした動画であればPCからでもShort動画として投稿することができます。
- 長さが1分以下である
- アスペクト比が縦長(9:16)である
- 「Shorts」タグをつける
Short動画として認識されると、スマホから見た時に動画の下にマークがつきます。
TikTokと比較してみた
自分はTikTokはやったことがなかったのですが、今回ショート動画への新規参入として同じ動画を投稿してみました。
仕様の違い
基本的にはTikTokとYouTube Shortで動画の仕様には違いがありません。
ただし1点大きな違いがあります。それはTikTokでは横長動画でも投稿できるがYouTubeではShort動画と認識されないという点です。動画の内容によってはTikTok向けには横長動画を作るという使い分けが必要かもしれません。
(長さについても違いが出てくるかもしれません。詳しくは末尾の追記分参照)
実際に投稿してみた
ここからが実践です。いくつか動画を作って投稿してみました。
結果
TikTokでは作り立てのペーペーアカウントでも100~200再生程度行きました。TikTokではスマホで見ているとフルのリンクを張れる場所がなく、リーチが悪いなとは思いました。動画中に表示しても何人の人がそのURLをたどってくれるか微妙です。
一方YouTube Shortでは10再生程度といつものフル動画と同じくらいでした。少し期待しましたがいまひとつです。YouTube ShortはYouTubeアプリに別枠で表示されるので広告効果を期待しましたが、その表示のレコメンデーションはYouTube本体同様実績がないと厳しいようです。YouTube Shortの場合はチャネル登録に直結するのでたくさんトラフィックが来ればうれしかったのですが...。
ちなみに動画中や概要にフルバージョンのYouTubeやニコニコ動画へのリンクを張っておきましたが、ともにTikTokやYouTube Shortからのアクセスは特に確認できませんでした。残念。
どう使うか
TikTokを見る限り、ボカロPではショート動画はCM的に使っている人が多いようです。ただTikTokは外部サイトへのリンク効果が弱いのでどれくらい効果が上がっているものなのかはわかりません。それにTikTokのフォロワーを増やすという努力の必要も出てきます。
TikTokは新曲を作ったらCMを上げるようにしようかなと思います。YouTube Shortは作業ログ的なものとか、ブログで使うような短いちょっとした動画をアップロードしようかなと思っています。
2021.07.17 追記
TikTokの長さの上限が60秒から3分になるようです。
3分となると短めの曲ならフルで入ってしまい、長い曲でも1番だけみたいなパターンが可能になってくるかと思います。これからミュージシャンのTikTokの活用方法が広がってくるかもしれません。